先日、かなりまとまった数のジオリファレンス作業を行いました。
よくある、
・処理対象ラスター(座標目印なし)
・地域一帯のベクトル地図
・ベクトル地図を見ながら、ラスターにポイントを置いていく
というものです。
結論。
下記2つの技術が、抜群に便利でした。
・自動調整
・マルチモニタ
これらを使う使わないで、1枚当たりの作業時間は倍くらい違います。
単に時間だけの話ではなく、精度的にも若干のメリットがあるでしょう。
一昔前では、マルチモニタというのはなかなか敷居が高いものでした。とにかく、グラフィックボードを複数枚差さなければなりませんでしたので。
現在では、最安価格帯のグラフィックボードでも、単体で「2画面出力」が可能となっています。
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今日、広島市内で「ArcGIS最新情報セミナー」がありました。
GIS技術者としては、これは見逃せないイベントですので、何はともあれ参加しました。
○感想
正直、眠かった。
「最新情報」とは銘打っていますが、あまり関係ないというか「主流から外れた枝葉の部分」の説明が長すぎましたね。
「こんな機能があります」「こんな事もできます」は良いのですが・・・、GIS作業の現場って約80%が「地道な入力」ですよ。
この部分が大きく省力化できるのを望むばかりです。
ArcGISでは、フィールド構造が同一であれば、複数個のシェープファイルを簡単に合体させる事ができます。
では、その逆はどうでしょうか?
例えば、「youbi」というフィールドがあって、「月曜日」「火曜日」等の属性が入っているとして、
・「月曜日」だけを、月曜日.shpに書き出す
・「火曜日」だけを、火曜日.shpに書き出す
という処理を行いたいとします。
仕組みとしては、単純ですね。選択ツールで逐次処理していけば良いのです。
ですが、実作業となると、そんなに簡単なものではありません。
曜日だけなら7回の繰り返しで済みますが、これが月日だったらヘタすると365回の繰り返しになります。
多分、かなりの時間がかかるでしょう。
既往の解決策として、例えば
http://gismemo.wordpress.com/2011/06/21/%E5%B1%9E%E6%80%A7%E3%81%AB%E5%9F%BA%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%88%86%E5%89%B2/http://blog.goo.ne.jp/rcrdm_arcgis/e/d22ac6b2a3b40102c24fc51e4d147809という方法がありますが、前者は妙に言う事をききませんし、後者は標準ライセンスでは使えないみたいです。
今回、ちょっとまとまった量の処理をする必要が出てきたため、急ぎ小ツールを作成しました。
このツールを作るのに使った技術は、他にもいろいろと応用が利きそうです。