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パソコン作業で困った時は「ひろじょう」

ファイルサイズが異様に大きい

 「長年使いまわしてきたエクセルファイルの調子が悪い。どうにかならないか」という相談を受けました。
 とにかく、ファイルを開く・閉じるのに時間がかかってしょうがないし、動きものろい?との事。
 正味のデータ部分は、「それほど大したことない。全部印刷してもA4で20枚」だそうです。

 こういう場合、まず思いつく事、そして実際にほとんどの場合で正解なのは、「一番下に、ゴミがある」というものです。何かの拍子に、シートの最下行にスペース1個でも入ろうものなら、ファイルサイズは一気に肥大してしまいます。
 その旨を伝えて確認してもらったところ、「いや、そんな事はない。数字の表と、グラフがちょぼちょぼとあるだけ」。

 「とにかく調べて欲しい」という事で、ファイルを送って頂きました(電子メールでのやり取りで済めば、一番安くあがります)。
 見ると、確かにおかしい。データとグラフ量は知れたものですが、ファイルサイズが10MByte以上あります。画像を貼り付けているわけでもないのに、これはおかしい。
 余計なスペースもありませんでした。ますますおかしい。

 意外なモノ、わかってしまえば「なーんだ」な犯人は、「見えないグラフ」でした。
 聞くところによると、新しいデータで新しいグラフを作成するときに、グラフ本体を削除するのではなく、グラフがある列を削除していたそうです。
 確かに、今まであったグラフは見えなくなりますが、グラフ本体は縦幅あるいは横幅が0となったまま、しぶとくシート上に居残り続けるんですね。

 無事にダイエットに成功したファイルは、きびきびと動くようになりました。

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