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パソコン作業で困った時は「ひろじょう」

グラフに図形を入れる

 下の画像で、上のグラフと下のグラフは全く同じに見えますが、実は微妙に違います。
shp_into_graph_fig01.gif

 上のグラフを左側に、下のグラフを右側に動かしてみました。
shp_into_graph_fig02.gif

 よく見ると、上のグラフは「比較検討」というテキストボックスと矢印が、グラフ全体の移動と調子を合わせて移動していますが、下のグラフは場所がずれてしまっています。

 その原因ですが、実はそれほど奥が深いものではありません。
 上のグラフでは、テキストボックスと矢印は、グラフの要素としてグラフの中に入り込んでいます。そのため、グラフ本体が移動すれば、そのまま一緒に移動します。

 それに対して下のグラフは、「グラフ」「テキストボックス」「矢印」の間に何の関係もありません。
 あるシートの上にグラフがあって、テキストボックスがあって、矢印があって、
・たまたま、グラフの上にそれっぽくテキストボックスが乗っている
・たまたま、そのテキストボックスに矢印がくっついて見える
だけなのです。
 そのため、グラフを動かしても、テキストボックスと矢印の場所はそのままですので、結果的に左にずれて見えることになります。

 この様な「グラフの作り方の違い」は、それほど意識する必要はないでしょう。
 下のグラフの様な場合でも、関係するものをグループ化すれば、全部が連動して動きます。
 つまり、簡単に表現すると「基本的に、どっちでも良い」という事ですね。

 先日、
・まとまった数のグラフがある
・部品(テキストボックスや矢印)が、グラフの内部にあったり外部にあったりと、まちまち
・エクセルからワードにグラフを持って行くとき、たまに部品を見失う事がある
・気持ち悪いので、全部グラフ内部に入れて欲しい
という依頼がありました。

 専用のカスタムツールを作って対応しましたが、ツール作成時に、グラフ内部に貼り付けた部品の位置微調整に手こずりました。
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